2021.1.12

安部弘彦

まず一点目は、CIO、情報化の統括責任者という方がどういうレベルの方なのかということです。

 二点目は、クラウドの活用というのが書いてあるんですけれども、先般からクラウドでの事案もあっていて、私もそういう関係に身を置いているので、クラウドの使い方を間違えると、特に学校の場合は犯罪にというところもあろうかと思うので、その辺をお聞かせいただきたいと思います。

男性

(塚田教育課長)

まず、一点目は、学校CIOたる管理職のリーダーシップの下、というところですが、これまでICT教育といいますと、学校の中で情報課の担当の先生だったり、パソコンが得意な先生が属人的に進めているという事例があったんですが、今、学校全体としてICT化を進めるに当たっては、そういう属人的な取組ではなくて、校長とか教頭とかが学校全体として、一人でやるのではなくて、組織的に進める体制をつくることが重要だと指摘されています。ここでCIOと言っているのは、IT企業のCIOとか、そこまでの能力と水準を求めているわけではなくて、学校の管理者として校内全体で組織的に進めるのを計画的に、また、それを学校内での重要な課題として位置づけてやっていただきたいというのがCIOの役割のイメージです。そのような活動をしていただけるように、今後、管理職向けのCIOたる管理職にどういう役割があるのか、あるいは学校でどういう計画なり進め方をすべきなのかといった研修を充実させていきたいと思っております。

男性

(池松施設課長)

クラウドの件でございます。今回、GIGAスクール構想に伴いまして、各学校ではクラウドを活用して授業を進めていくということになっております。そういった観点から、文部科学省では一昨年の12月に情報セキュリティポリシーに関するガイドラインが改定されております。これに基づいて、昨年10月中旬に本県のガイドラインを改定いたしまして、各市町村にはそれを参考にしていただきたいということで、情報提供等をしておるところでございます。いずれにしましても、先般からクラウド活用に伴う事故等が発生しておりますので、県立学校もさることながら、各市町村のほうで十分気をつけていただくよう、機会あるごとに指導等をお願いしてまいりたいと思っております。

安部弘彦
CIOもそうなんですけれども、一般企業の場合とは違うと思いますけれども、一定のネットワーク管理者というか、県立高校でも商業系、工業系ではネットワーク管理者というものを、そういうエビデンスを持たれる方がいらっしゃるので、そういった方とも少し交換しながらというか、そういうところに少し力を入れて、少なくとも免許というか、資格を持たれた方が近くにいるといったところまでやられるほうがいいのではないか。これは要望ですけれども、運用の方法も含めて、クラウドのほうもそうですけれども、特にパスワードの管理とかいったところをお願いしたい。要望です。よろしくお願いします。

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