2月定例会での質問 要約文
コロナウイルス感染症への対応を継続しながらも、エネルギーの消費者としての省エネ対策は重要であり、ウイルス滅菌効果のあるLED照明の導入などが出来れば、一石二鳥との観点から、@昭和56 年11 月に完成した現在の県庁について、省エネ対策として、これまでどのような設備更新を行ってきたのか、またA感染症対策の機能を備えた省エネ設備の導入について、どのように考えているのか伺いたい。
A.(小川知事)
ロビーや執務室、トイレにおいて消費電力量の少ないLED照明等に更新するとともに、特に、トイレには人感センサーを設置し、便器を節水型、手洗器をセンサー付器具、また24時間業務を行う場所においては、消費電力量を抑える高効率空調機に更新するなど、省エネ対策として、照明、給排水及び空調の設備更新を行ってきました。感染症対策を備えた設備に関しては、安全性の立証という問題があり、現段階での導入は難しいと考えており、今後の開発状況、安全性の検証状況を注視して参ります。
人や動物の皮膚や目に安全でありながら、紫外線本来の殺菌、ウイルスの不活化能力を保持した、新しい殺菌用光源やLEDは、今後活用の幅が大きく広がって行くものと期待されるとの観点から、県が県内企業によるLED等応用製品の開発を支援し、省エネや感染症対策ができれば県内産業の振興にもつながり、有効だと考えるが見解はいかがでしょうか。
A.(小川知事)
現在、殺菌作用がある深紫外線LED など、新たな光源が注目されており、照明器具以外の用途への広がりも期待されているので、今後、企業の要請に応じ、これらの製品開発について
も、機械電子研究所の設備や技術を活用して、その支援を行って参ります。